ボロカサゴ Rhinopias frondosa
フサカサゴ科。かわいそうな名前を付けられてしまった魚。ホントはとってもきれいです。いろんなバリエーションがあって、鹿児島に現れるのは、この黄色のタイプとピンク色のタイプが主です。といっても、年に1から数個体しか見られません。年によっては、50m四方に3個体もいた年もありました。
この黄色タイプは、水中で見ると、キバナトサカの群体にそっくりです。体を左右に揺らしていると、波に揺れるキバナトサカそのものです。この仲間は、目がガラス玉のようでとてもきれいです。近寄ってじっと見つめていると吸い込まれそうな感じです。
写真を撮るときは、体表の皮弁にゴミが付いていないか要チェック。滅多に会えないので、チャンスはしっかりモノにしましょう。