アカオビハナダイ Pseudanthias rubrizonatus
ハタ科。私が鹿児島に住み着くきっかけになった魚です。12年前、初めて潜った錦江湾でこの魚が群泳するのを見て、とても感動しました。家に帰って調べると、図鑑にはクマソハナダイと出ていました。クマソとは鹿児島の伝説の先住民の名です。ところが、残念ながらアカオビハナダイという和名に変更されてしまいました。鹿児島のフィッシュウオッチャーは悲しんだものです。
さて、希種とされるこの魚ですが、錦江湾には本当にいっぱいいます。何百、何千と群れています。水深も水面から見えるような浅場からたくさんいます。信じられないような話ですが、場所によっては最も個体数の多い魚で、クロホシイシモチよりもたくさんいます。伊豆の深潜りダイバーのみなさん、一度錦江湾で、減圧しながらアカオビハナダイの撮影をしてみませんか?
婚姻色が最もきれいな時期は、9月から11月です。
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